記事一覧

体臭は内臓からのSOSチェックして治療の一助にしよう

加齢に伴って体臭がひどくなる人は、少なくありません。単に、加齢臭の原因であるノネナールが増えているだけならさほど問題はありませんが、背後に病気が隠れている場合もあるので注意が必要です。東洋医学では、臭いをかぐことによって健康状態を探る「聞診」という診察方法もあるくらいなので、体から発せられる臭いを軽視してはいけません。どんな臭いがするかで、ある程度の病状が推測できます。以下、簡単にまとめてみましたので、自己チェックの目安にしてください。

●肝臓 脂くさく、動物的な臭いがする
●心臓 焦げた臭いがする
●脾臓、膵臓、胃 甘い臭いがする
●肺 鮮度が悪い魚のような生ぐさい臭いがする
●腎臓 腐敗臭がする

年齢を重ねると皮脂腺の中の脂肪酸が増加し、これが酸化分解を繰り返すことによって加齢臭の原因物質であるノネナールが発生します。ただ、このノネナールは加齢とともに自然と増えるもので、過度に気にする必要はありません。それに、「ノネナール=悪臭」と思われがちですが、実際のノネナールはロウソクや図書館の古い本のような臭いで、嫌悪感を抱く人はそれほど多くはないはずです。つまり、加齢に伴う臭いは、さほど気にする必要はないということです。

しかし、急に体臭が強くなった場合は注意が必要です。前述したように、ノネナールは脂肪酸が酸化分解されることによって起こります。体臭がきついということは、皮脂腺内だけではなく、血管の中でも脂肪酸やコレステロールの酸化が進み、生活習慣病が進行している可能性があるからです。加齢臭が気になる人は、体の不調の原因をチェックし、改善することをおすすめします。加齢臭のもととなるノネナール対策には、食事に気をつけることも大事です。そもそもノネナールは、活性酸素による酸化によって発生するので、まずは抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンEを多く含む野菜や果物を食べるようにしましょう。

ちなみに、ビタミンCを多く含む野菜は、パセリ、ブロッコリー、芽キャベツ、ししとう、ピーマン、小松菜、ホウレンソウ、シソの葉、さやえんどう、あさつき、チンゲン菜、わけぎ、葉ネギ、ニラ、春菊、トマトなど。ビタミンEを多く含む野菜は、アスパラガス、アボカド、カボチャ、さつまいも、大根葉、たけのこ、ニラ、ホウレンソウ、春菊などです。また、納豆などの大豆加工食品、わさびなどの薬味、近海でとれる魚介類、海藻もおすすめ。脂肪酸の分泌を高めてしまう肉類は、控えるようにしましょう。