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食べて口臭を解消しつこい舌苔は発酵ねりゴマが効果的

舌苔は、口臭の原因になることから、お菓子メーカなどでも「舌苔ケア」が注目されています。ケア方法はいろいろありますが、舌苔は物理的に取ればそれでOKというわけではありません。口臭の原因は、舌苔と思い込んでいたKさん(62才・女性)は次のような話をしてくれました。「60才をすぎてから、口臭が気になっていました。そんなときに、テレビや雑誌で『口臭の原因は舌苔』という紹介があったので、毎日ゴシゴシと歯ブラシで舌をみがいていたんですが、いっこうに口臭がなくならなかったんです」。

あとで分かったことですが、Kさんの口臭の原因は、舌苔ではなかったのです。実はKさんはひどい便秘症。若いころから1週間出ないこともあったといいます。腸内に便が長時間滞留すると、腐敗して毒素が発生します。この毒素は体中を通って、やがては口臭の原因になることがあるのです。効果がないので、「おかしいな」と思い始めていたKさんですが、相変わらず舌苔を取り続けていたそう。

そんなあるときテレビで、もうひとつの悩みである便秘解消に、「ねりゴマ」を食べるといいと知ったそうです。そこで、Kさんが試みたのが、毎日ねりゴマを食事に取り入れることでした。なかでも、ヨーグルトにねりゴマをスプーン1杯分入れて、デザートに食べるのがおすすめだといいます。実は、Kさんは便秘を改善するためにヨーグルトをとるようにしていたそうですが、酸っぱいのが苦手で続かなかったのだそう。

しかし、「ねりゴマを入れると、酸味がマイルドになって食べやすくなりました。これなら美味しいので毎日続けられるんです。すると、食べ続けて1週間後あたりから、毎日、朝の決まった時間に便が出るようになつたのです。すると、いつの間にか口臭も消えていました。分厚い舌苔ももうないですよ」。下をペロリと出して笑うKさん。肌の張りやツヤもよく、年齢より若々しく見えるのは、便秘やそれによる口臭がなくなったからでしょうか。便秘症で口臭も気になる人は、まず便秘から治すと口臭も自然と消えるのかもしれません。

舌くちばし呼吸で唾液腺を刺激して唾を増やし、舌苔を洗い流す

口臭の原因にもなる口内の細菌。その温床となる舌苔を取り除くことで、口臭はかなりの確率で改善されます。そこでおすすめなのが、「舌くちばし呼吸」です。これは、ヨガではシータリー呼吸法と呼ばれ、舌を丸めてくちばし状にし、そのすき間から空気を吸い込んで行います。舌くちばし呼吸では、口をすぼめることで、耳の下にある耳下腺と顎下腺を動かします。

さらに、舌の筋肉も使われ、舌下腺の動きも活発になります。つまり、この呼吸を繰り返すだけで、3つの唾液腺をマッサージしているのと同じ効果が得られ、唾液の分泌をスムーズにすることができるのです。息を吸い込むときは、口の中が渇いた感じがするかもしれませんが、舌を口内にしまうと自然に唾液が出てきます。この豊富な唾液が、舌苔を洗い流してくれるのです。

しかも、この方法ならむりやりこそげ落とすのと違い、舌を傷つける心配がありませんし、舌苔の中に存在する善玉菌を残すこともできます。まさに、口内環境を整える上で、理想的な方法といえるでしょう。この呼吸法を3日ほど続けると、雑菌の繁殖が抑えられ、口の中がベタつかなくなったり、口臭がなくなるなどの効果を実感できるようになるでしょう。

舌苔を取る習慣をつけたら腐った卵のような口臭の発生源が絶てる

最近は欧米型の食生活に変わってきたせいか、臭いを気にする人が増えてきました。とくに口臭は、自分では分かりにくいために、かえって気にする人が多いようです。清潔好きで、他人に迷惑をかけたくないという国民性もあるのでしょう。ほとんど臭わない、あるいはまったく臭わないのに、自分はくさいと思い込んでしまう自臭症の人も、年々増えているのが現状です。

その口臭は、大きく2つに分けることができます。ひとつ目は生理的口臭で、これは誰にでもあるもので避けられません。たとえば、朝起きたときの口臭。これは、眠っている間に口の中で細菌が繁殖するため臭うのです。また、食後3時間くらいたってからの口臭も避けられません。食べかすが腐食し始めるからです。ただ、生理的口臭は食事をとるか、歯をみがくかで消すことができます。2つ日は、口の中の細菌が起こす腐敗による口臭です。原因は次の5つです。

①歯垢や食べかすによる腐敗臭
②歯肉炎や歯槽膿漏による臭い(膿臭)
③入れ歯や虫歯による腐敗臭
④舌苔の腐敗臭、硫化水素臭
⑤扁桃腺についた膿栓の膿臭

①②③は歯をこまめに正しくみがくことで、⑤はうがいで解決します。④はあまり知られていませんが、実は口臭の大きな原因を占めています。舌は面積が広く、食べかすや細菌がつきやすい場所。舌苔は、正しくこすり取る必要があります。まず、タオルと鏡を用意しましょう。タオルは高級なものより、粗品などでもらう目のあらい薄物が適しています。

そのタオルを人差し指に巻きつけます。「あっかんベー」をするように舌を出して、もう一方の手で舌の端をつまんで固定しましょう。そして、タオルを巻きつけた指で、舌の奥から3~4回、往復しながら軽くこすります。舌を中央から左右に分けて、それぞれをこするようにしましょう。鏡を見ながら行うこと。タオルは早めに洗いましょう。これを1日1回行う習慣をつけると、腐った卵のような口臭を絶つことできます。

あなたの口臭はほんとうにひどい?セルフチェックをしてみましょう

人と向き合って話しているとき、相手の表情がちょっと曇ったり、手を鼻や口元に当てたりすると、ドキッとしますよね。また他人の口臭が気になると、「自分はどうだろう?」と心配になるものです。他人の口臭はすぐに分かりますが、自分の口の臭いがどの程度なのかは、なかなか分からないもの。「もしかして自分の口はくさい?」と気になったら、さっそくセルフチェックしてみましょう。まず臭いのついていない紙袋を用意してください。そして紙袋の口に自分の鼻と口をぴったり当て、口から息を吐き、鼻から息を吸う、を繰り返してください。

何度か続けるうちに臭ってくるのが、あなたの口臭です。紙袋の代わりにマスクや大きめのグラスを使ってもOKです。セルフチェックをしてみて、「やっぱり自分の口はくさいかも…」と思ったら、何らかの口臭予防対策を実践するとよいでしょう。口は、ものを食べたり飲んだり空気を吸ったり、また痰やゲップを出したりする場所。ある程度の臭いはあって当たり前といえます。でも自分の口臭が他人に不快な思いをさせるほど、きつくなるのは避けたいものです。では、口はどんなときにきつく臭うのでしょうか? 口が臭うかどうかは、唾液の量と関係しています。

唾液には殺菌力があり、口の中の雑菌を抑える働きがあります。唾液の分泌量が減ると口の中の雑菌が増えるので、口臭が強くなります。起きたばかりのときや緊張したとき、お腹が空いているときなど、口の中が渇いていることを実感する人も多いでしょう。こういうときは口臭が強くなっているのです。逆に、唾液をたくさん出せば口臭はさほど気にならなくなるので、臭いが気になるとき、口臭を予防したいときはガムを噛んだり、うがいをするなどして、口の中がうるおうようにするとよいでしょう。口で呼吸をしていると口内が渇くので、呼吸はできるだけ鼻でするのがおすすめです。

体臭は内臓からのSOSチェックして治療の一助にしよう

加齢に伴って体臭がひどくなる人は、少なくありません。単に、加齢臭の原因であるノネナールが増えているだけならさほど問題はありませんが、背後に病気が隠れている場合もあるので注意が必要です。東洋医学では、臭いをかぐことによって健康状態を探る「聞診」という診察方法もあるくらいなので、体から発せられる臭いを軽視してはいけません。どんな臭いがするかで、ある程度の病状が推測できます。以下、簡単にまとめてみましたので、自己チェックの目安にしてください。

●肝臓 脂くさく、動物的な臭いがする
●心臓 焦げた臭いがする
●脾臓、膵臓、胃 甘い臭いがする
●肺 鮮度が悪い魚のような生ぐさい臭いがする
●腎臓 腐敗臭がする

年齢を重ねると皮脂腺の中の脂肪酸が増加し、これが酸化分解を繰り返すことによって加齢臭の原因物質であるノネナールが発生します。ただ、このノネナールは加齢とともに自然と増えるもので、過度に気にする必要はありません。それに、「ノネナール=悪臭」と思われがちですが、実際のノネナールはロウソクや図書館の古い本のような臭いで、嫌悪感を抱く人はそれほど多くはないはずです。つまり、加齢に伴う臭いは、さほど気にする必要はないということです。

しかし、急に体臭が強くなった場合は注意が必要です。前述したように、ノネナールは脂肪酸が酸化分解されることによって起こります。体臭がきついということは、皮脂腺内だけではなく、血管の中でも脂肪酸やコレステロールの酸化が進み、生活習慣病が進行している可能性があるからです。加齢臭が気になる人は、体の不調の原因をチェックし、改善することをおすすめします。加齢臭のもととなるノネナール対策には、食事に気をつけることも大事です。そもそもノネナールは、活性酸素による酸化によって発生するので、まずは抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンEを多く含む野菜や果物を食べるようにしましょう。

ちなみに、ビタミンCを多く含む野菜は、パセリ、ブロッコリー、芽キャベツ、ししとう、ピーマン、小松菜、ホウレンソウ、シソの葉、さやえんどう、あさつき、チンゲン菜、わけぎ、葉ネギ、ニラ、春菊、トマトなど。ビタミンEを多く含む野菜は、アスパラガス、アボカド、カボチャ、さつまいも、大根葉、たけのこ、ニラ、ホウレンソウ、春菊などです。また、納豆などの大豆加工食品、わさびなどの薬味、近海でとれる魚介類、海藻もおすすめ。脂肪酸の分泌を高めてしまう肉類は、控えるようにしましょう。

手術をして行うワキガの治療法は臭いを取る効果が確実で永続的

ワキガを完全に治すには、臭いのもとになっている汗腺を取り除く手術が必要です。ワキガの手術法にもいろいろありますが、医師が部位を直接見ずに機械に頼って行う非直視下手術法、部位を直接見ながら自分の手で手術をする直視下手術法の2つに大別できます。非直視下手術法には「より早く治療できる」「より傷あとを目立たなくする」というメリットがあり、代表的なものとして皮下組織削除法と皮下組織吸引法(超音波法)があります。

皮下組織削除法は切開口からアポクリン腺をかき出す方法です。傷あとは目立ちませんが、医師の高い技術が必要です。アポクリン腺を完全にかき出したかどうかも、経験豊富な医師でないと判断しにくいのが難点といえるでしょう。皮下組織吸引法(超音波法)は美容外科で行う脂肪吸引と同じように、吸引器でアポクリン腺を吸出する方法。切開する部分も小さくて体への負担は少ないのですが、この方法の難点はアポクリン腺が完全に除去されたか判断できないこと、腺根が残っていた場合、再発する可能性があることです。

またこの方法では、発汗量を減らすことはできません。直視手術法は、その名のとおり医師が直接、手術する部位を見ながら、自分の手で行うものです。このうち勢除法は現在、最も多くの病院で行われている方法です。皮膚はそのまま残して皮下組織だけを切除する方法で、アポクリン腺と皮脂腺をかき取ります。術後は皮膚の固定が必要で、アポクリン腺がまばらに残ってしまう場合があります。

アポクリン腺を皮膚と脂肪層から完全にはがすのが直視下剥離法です。汗腺の摘出がスムーズで、取り残しがなく再発の心配はありません。傷あとも術後6カ月もすれば目立たなくなるでしょう。ただし切開口がやや大きく、傷あとが目立ちやすいというデメリットがあります。どの方法にも一長一短がありますので、事前に十分に医師と相談し、自分自身が納得できる治療法を選択することが大切です。